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ボランティア2016.09.27

小山市ファミリー・サポート・センター

今年2月、小山市の高齢生きがい課主催のセミナーで「小山市ファミリー・サポート・センター」が紹介されたことで、私は初めてその存在をしりました。そのときは、私ほどの高齢者は支援サポーターとして対象外だろうとの感想を持ち、そのままになっていましたが、この度、機会を得て、同センター本部にお邪魔して、自分との関係とは別な観点から、その活動の実態を聞かせていただくことになりました。

 小山駅西口から徒歩3分、栃木県マロニエ建築優良賞(まちづくり貢献)に輝いたという、小山市の新しいシンボルともいえそうな目新しい複合ビル「城山・サクラ・コモン」(平成25年3月竣工)。南側中央の入り口を入り直通エレベーターで2階へ。エレベーターホールのピンクを基調とする明るい壁に「ファミリー・サポート・センター」と書かれた札を見つけ、入り口はどこかな?と探し始めたところで、面会約束の西根(智美)さんが声をかけてくださいました。

 案内された入ったのは入口の扉の大きなガラスに「子育て広場」と書かれた部屋。中に、さらにいくつかの部屋がありました。「小山市ファミリー・サポート・センター」は、実は、平成16年9月に親市保健福祉部に設けられた「こども課」で業務を開始していましたが、平成25年4月、前記新ビルの完成を契機に、従前から羽川地区で「さくら保育園」を運営する社会福法人桜美会(おうびかいが小山市から一括で業務委託を受けた「小山市子育て支援総合センター」の中の一部門として移管されました

 小山市子育て支援総合センター」の「子育て広場」には、「ファミリー・サポート・センター」のほかに、平成25年の業務委託後に設けられた「すまいる」(未就園児対象の歩車道はん保育)、「城山さくら保育園」(小山駅利用保護者の利便を考えて開園)の各部門があって、並立的な関係にあるそれおぞれの部門のスタッフが、他の部門のススタッフと助け合い補い合って子育てに必要な支援を総合的に、かつ有機的に果たすことができているのだろうと思いました。また、職員・スタッフのみなさんが醸し出す新鮮で明るい雰囲気が、いかにも「子育て支援相応センター」に相応しく、たのもしくも思いました。
 現在「ファミリー・サポート・センター」専任の担当者西根さんとあなださんのふたりのアドバイザーのみですが、例えば、同センターには年末年始以外には休みがなくても、別部門である保育園スタッフの応援を得て支障なく業務をこなしているとの西根さんのお話しでした。「子育て広場」内の保育園事務室でお話を伺っている間にも、アドバイザーの穴田さんが、別部門の「すまいる」の受付を何件もこなしていらっしゃいました。

小山市の場合、「子育て支援総合センター」としてまとめられる支援の中に、その一部門として「ファミリー・サポート・センター」が位置づけられたことによって、同センターの特化した役割や支援内容が明確にわかりやすくなっていると思いますが、市民一般への周知という点ではもう一工夫欲しいという気がしました。

 詳しいことは、同センター(電話0285-24-1012)に用意されている案内パンフレットなどに譲らせていただきますが、概略、「小山市ファミリー・サポート・センター」は会員制で、サポート(支援)を受けたい依頼会員(サポート対象の子どもの年齢はかねがね6カ月~15歳)、サポートを提供する提供会員、依頼会員と提供会員を兼ねる両方会員があり、それぞれ前もって登録する決まりになっています。また、保育園、学校、お稽古などの送迎とそれに付随するお子さんの一時預かりが主な対象事例となっています。

 「小山市ファミリー・サポート・センター」は、発足した平成16年度の会員数が、依頼かインン77人、提供会員38人、両方会員15人。5年後の平成21年度はそれぞれ373人、92人、72人。そして桜美会への業務委託後3年を経過した平成28年3月末にはそれぞれ639人、137人、98人となり、実際の活動件数も2846件、時間数は概算で活動件数の3~4倍に達するとのことで、その存在意義が市民の間に浸透しつつあるように思われます。
 依頼会員の要望に合わせて提供会員を紹介するというアドバイザーお二人のご苦心もさぞかしかと思われますが、西根さんによれば、今一番望んでいることは提供会員が増えること。アドバイザー(コーディネーター)として、支援依頼があれば近くの登録提供会員に交渉し調整して紹介することが主な仕事ながら、全体的に提供会員が不足し、地域によってはサポート依頼があっても近くに提供会員の登録者がいないという現実があるとのこと、場合によっては他の団体などの応援を頼むこともあるとのお話でした。
 筆者は、各会員とその活動にはセンターからの万全のバックアップが用意されていることが広く知られるようになれば、有料ボランティアでもある提供会員に登録しようとする人も自然に増加するのではないだろうかと思いました。
 お話しを聞きながら、「小山市ファミリー・サポート・センター」という名称からの連想をもとにした筆者の認識が、その業務・活動の実態とは大きくずれていたことに、少し慌てさせられて、取材のピントも合わない感じでしたが、西根さんたちが周到に準備していてくださった資料をいただいて、これを補うことができました。
 なお、「ファミリー・サポート・センター」という名称からは、不安や悩み、ストレスといったソフト面でのサポートも連想されることをお話しすると、小山市直轄の「ほほえみ」というセクションが同じフロアーに合って対応しているとのことでした。
 親切にお話を聞かせてくださった西根さん、穴田さん、ありがとうございました。